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英語をマスターするために知っておかなきゃマズい5つのこと

「海外の大学に留学したい」、「世界を旅したい」、「会社の都合で英語が必要になった」、英語を勉強し始める動機は人それぞれです。本屋に行けば英語の教材は山のようにあり、インターネット上には英語を学べるサイトは数えきれないほどあります。選択肢が多いのは結構ですが、ありすぎると何から手を付けてよいのかわからなくなります。誤った学習方法を選んでしまうと、すぐに行き詰ってやる気を損ねてしまったり、または間違った解釈のままで覚えてしまうこともあります。

そんな迷える英語初心者のあなたのために、第一歩として何を学ぶべきか、どんなことに注意すべきかなど、英語を学ぶにあたって大事なポイントを5つご紹介したいと思います。

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まずは中学英語。これで8割はOK

中学では、be動詞と一般動詞、助動詞、現在形・過去形などの時制、Ifやwhenなどの接続詞、などなど、英会話の基礎を学びます。しかし日常の英会話はこの基礎ですべてできてしまいます。あとは単語の量を増やしていきこの基礎文法に当てはめていくだけですので、実は難しいことは一つもないのです。私は日本人のいないカナダのレストランで1年以上働きながら接客していましたが、基礎英語以上の難しい言い回しが出たことなんて一度もありませんでした。いや、大袈裟じゃなくて、本当に。

まずは中学英語が載っている教材で、基礎を徹底的に学びましょう。

インプットよりもアウトプットを大事に

知識があるだけでは英語を身に付けたとは言えません。言葉を実際に発して、相手とコミュニケーションが成立した時点でようやく自分のものになります。当たり前のことですが、しかし日本にいると英語を話す機会がなかなかないのが現実です。文法は得意、だけどうまく話せない、というのは日本人によくあるパターンです。

この状態を回避するためにも、学んだ(インプットした)ことをすぐに実践(アウトプット)できる環境を作りましょう。むしろインプットよりもアウトプットを多くすることの方が大事です。英語で日記を書くのも良いアウトプット方法ですね(私も数年間続けてました)。

日本で英会話をする機会を作るなら、ランゲージエクスチェンジは便利だと思います。気が合う人が見つかれば、友達になって、遊ぶだけで英語が学べますからね。

ランゲージエクスチェンジについては、こちらの記事を参考にしてみてください。日本でも開催していますので、是非調べてみてください。

こんにちは。「一年生になったら…友達100人できるかな!」と思って小学校に入学しましたが、あれから30年近く経っ...

周りに人がいると恥ずかしいし、かといって知らない人とマンツーで会うのは怖いし…と感じる場合は、オンライン英会話がおススメです。オンラインレッスンの場合は主にフィリピン人の講師になりますが、彼らは陽気で話しやすいですし、英語もとても上手です。

カタカナは使わないこと

「いや、さっきからカタカナ使ってません?」とツッコミが入りそうですが、まあそう言わず聞いてください。

日本でも英語の単語は日常的にも多く使われていますよね。スプーンとか、フォークとか、マクドナルドとか、アジェンダとか、プライオリティとか、数えたらきりがないですね。それが悪いと言っているワケでは決してありません。しかし、英語学習の「障害」になっていることは確かです

そもそも英語と日本語はまったく別の言語で、発音の方法も違います。実際には日本語では表せない言葉を、「こんな風に聴こえる」という「誰かの印象」に基づいて無理やりカタカナに置き換えているだけです。(例えばMcDonald’sは「マクドナルド」と表記されていますが、日本名をつける人が違っていたら「ムクダヌル」と表記したかもしれないわけです。)ですから、日本語として便宜的にカタカナを使うことは良しとしても、英語学習において単語をカタカナで書いて覚えることは、勘違いのもとになるので、やめましょう。しっかりとアルファベットを使って、英語を英語として覚えてください

英語を正しく学ぶためにもフォニックス(Phonics)を学ぶことをおススメします。フォニックスとはネイティブ圏の子供がスペルと発音の規則性を学習するツールで、これを学習することでスペルと発音記号をしっかりと学ぶことができます。日本人は特に発音が苦手ですので、早い段階から学んでおくと後々絶対に差が出ます。

発音に関しては、こちらに書きましたので、ぜひ読んでみてください。

【“This”を発音してください】 ...舌を歯にあてて/ðɪs/と言えてますか?「ディス」と言ってませんか?知っ...
冒険に出発する前に、以下の記事を読んでおきましょう。 レベル 1~6: p / b / t /...

英語を学ぶことは、文化を学ぶこと

例えば”You are welcome.”というフレーズがありますよね。「どういたしまして」と訳されることが多いですが、これは”Thank you.”に対して”You are welcome.”と使われれるためで、「ありがとう」に対して「どういたしまして」と言うからです。しかし一方で、例えば友人に対して「家に遊びに行っていい?」と尋ねたら、”You are always welcome.”と返されることもあります。これは「いつでもどういたしまして」という意味では決してなく、「いつでも歓迎だよ」という意味になります。すなわち、”You are welcome”に対する「どういたしまして」という訳は、そのフレーズの意味というよりも、その「状況」を訳しているわけですよね。

このように、辞書に載っている訳をそのままで覚え、英語を日本語(および日本の文化)に当てはめて理解し続けると、どこかでつじつまが合わなくなり、仕舞いには「英語では、家に行って良いか尋ねられたら、どういたしましてと答えるのだ」などとわけのわからない解釈になりかねません。

英語は日本語とは違う。英語は英語文化の上に成り立っている、ということを常に忘れないようにしましょう。

海外の語学学校は、英語を学び始めるには最高の環境であるのと同時に、さまざまな国の人たちと出会えるのも魅力の一つで...

継続は力なり

そしてもちろん、言語の習得には時間がかかります。一、二ヵ月では成果は見えません。しかし毎日続けていれば必ず上達します。長いスパンで考えましょう。急ぎは禁物です。まずは30分の勉強を三日間続けてみましょう。それができたら一週間。それから一ヵ月。5分でも10分でも、毎日何かしら英語に触れるようにしましょう。三ヵ月目には、きっと何かが変わっているはずです。

まとめ

以上5つのポイントは、英語学習の基本であり、私が常に注意していることでもあります。意外とこれらを意識できている人は多くないように感じます。これらを念頭において、少しずつ、自分のペースでやり始めてみてください。必ずあなたの英語学習の助けになるはずです。今後のあなたのeigo道の道しるべとなれたら幸いです。一緒に頑張りましょう。

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