台湾に滞在した記録です。貧乏旅行で、観光というよりも滞在という感じです。基本は滞在先で作業してたりするので、積極的に観光地にもいきません。仕事をしないときは地元の安くておいしいものを食べたり、散歩したりして時間をつぶしてます。参考になれば幸いです。
↑前回の滞在記。
高雄から台南へ行く予定でしたが、多くの方から『阿里山(アリシャン)は良いところですよ!』とおススメされ、予定変更。台南をすっ飛ばして、阿里山へアクセスできる街、嘉義(ジャイー)に向かいました。
嘉義の街並み
小さな街ですがお店は多く、夜市も非常に賑わっていました。大きな公園や植物園もありますし、昔の建物がそのまま残っていたりもして風情がありますね。街に来る旅行者の方の多くは阿里山へ登山に行かれる方だと思います。
嘉義は『KANO 1931海の向こうの甲子園』という実話映画の舞台でもあり、野球場はもちろん、街には選手の銅像なども立っています。甲子園出場を目指し、チームメイトたちが野球を通して民族を超えた熱い友情を築いていく私好みの映画でした (泣いた) 。映画を観てから訪れるとより一層楽しめるのでおススメです。
「阿里山森林鉄道」も有名です。日本統治時代に作られた線路で、レトロな雰囲気な車両がとてもかわいらしく、ついつい何枚も写真を撮りたくなります。駅も雰囲気があっていい感じです。
訪れた場所
阿里山
嘉義に来たら絶対に阿里山に行きましょう。息を呑むほど美しく、神秘的な景色を気軽に見ることができます。本格的な装備は不要。歩きやすい靴を履いて行けばOKですよ。10歳くらいのお子さんも来ていたくらいなので、気軽に行けます。
私は日帰りでトレッキングに行きました。一泊すればご来光も見れるそうなので、興味のある方はチェックしてみてください。
夜市文化路夜市
とりあえず滞在中は毎日この夜市に寄って、何かしら買って食べてました。道が広くて歩きやすい。割と長いのでお店もたくさんあります。名物の火鶏肉飯や、豆花で有名なお店もこの通りにあります。
パンが夜市で売られていると無条件で☆を一つ追加するシステムです。
嘉義公園
日本統治時代に作られた公園です。広々としていて、自然に囲まれて気持ちがいいです。散歩にはもってこいですね。公園内には嘉義神社があったり、その横には巨大な射日塔もあります。上まで登って嘉義を一望するのもいいですね。
射日塔。私が行った時はすでに入場時間が過ぎていて登れませんでしたが、上にはカフェなどがあるそうです。
古くなった機関車が展示されています。
檜意森活村
日本家屋がズラっと並んでおり、一つ一つがお店になってます。逆に日本じゃこんな光景は見れませんよね。お土産を買ったり、カフェで一息つくのもいいですね。
Google Mapでそれぞれの場所を紹介
阿里山の駅まではバスで2時間ほどです。
宿泊はAirbnbを利用。おばあちゃまのハートフルなおもてなしに心をぶち抜かれた
毎度おなじみAirbnbを今回も利用しました。今回は忘れられない滞在になりました。
地元の人の生活を垣間見れるのは民泊のいいところです。今回の滞在させてもらったお家、80代のおばあちゃまが住んでます。息子さんがホストとして連絡をしてくださいました。
おばあちゃまは日本語を少し話すので、やり取りも特に問題はありませんでした。「先月娘さんに会いに日本に行ってきたんだよ。カバンいっぱいに台湾のお土産を詰めていってね、帰りは日本のお土産いっぱいにして戻ってきたよ~(ニコニコ)」80代とは思えないほど元気です。
おばあちゃまは朝夕にごはんを作ってくれたり、お茶を飲みながら昔話をしてくれたり、阿里山帰りでビショビショになった服を洗濯してくれたり、私はまるで台湾の親戚の家に来たかのような気持ちでした。ホテルじゃこんな体験は絶対にできませんよね。
嘉義の名物に炭焼杏仁茶というのがあります。杏仁茶に油條 (揚げパン) を漬けて食べる朝ごはんなのですが、聞くところ早朝しかやってないとのこと。滞在中は天気も悪かったので、食べられるかなぁと思っていたら、おばあちゃまが「豆乳のやつなら私が作ってあげるよ」と。
おばあちゃまは大豆をしこたま買ってきて、その日の夜にそれをブレンダーにかけて豆乳を作る準備を。夜なべしてぐつぐつと煮て作った豆乳を、翌朝揚げパンと一緒に出してくれました。お店で食べる豆乳よりもずっと美味しかった。素晴らしいおもてなしを受けて、私はただただ感激でした。
eigo塾長こと山田塾長から「台湾の南の地域にしか生息しない、サバヒーという伝説の魚が存在するらしい」という情報を仕入れていたので、おばあちゃまにたずねてみたところ、なんと「市場で探して、料理してあげる」とまたもやハートフルなオファーが。数日後「市場で売ってなかったから、かわりにサバヒーのお弁当買ってきたよ」と、お昼に出してくれました。
鯖に似た味で、美味しかった! ほんの数日間滞在しただけなのに、まるで家族のように接してくれたおばあちゃまには心から感謝。最高の滞在になりました。謝謝。
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昭和59年生まれ。東京都出身。21歳の時にイギリスへ約半年間の語学留学。28歳の時にワーホリでカナダへ。1年半滞在した後、30歳でマレーシアの音楽学校に入学。卒業後はフィリピンで社内翻訳者として働き、現在はフリーランスで翻訳をしながら、音楽を作ったり旅行したりしてます。TOEICは950点◎。フレディ・マーキュリーが永遠のアイドル。2か月の台湾ノマド生活をまとめた『台湾滞在記: 生活費 月6万円で一周 』がKindleで販売中。