コロナ禍の中、日本を出国してタイに入国しました。渡航までの手続きがコロナ前とは大きく異なるため、忘備録も兼ねてここに記録しておきます。
今回は、ビザ取得後のCOE申請およびPCRテストでの経験を書きます。
ビザ申請時の記録。
目次
入国許可証 (COE) 申請の準備
コロナ保険に加入する
COEの申請には、滞在期間中10万米ドル以上をカバーするコロナ保険の加入が必須です。私はタイ保険委員会認定の保険、Thai General Insurance Associationに加入しました。他社と比較してもここが一番安かったです(2021年4月現在)。メールでの問い合わせもすぐに答えてくれたので、おすすめです。(For Inbound Travellers→Buy Nowと進んで購入します。)
保険を購入すると、すぐに保険内容詳細が書かれたPDFがメールで送られてきます。このPDFをCOE申請時にアップロードする必要があります。
(余談ですが、海外の家族(非日本人)にも同様のコロナ保険を購入しようとしたら、値段が倍ほどになりました。どうやら値段は国籍によって変わるようです。あまりにも値段が違うので、もう一度他社と比較し、家族用にはMisterprakan (実際はAirasia系列のTune Projectの保険) の保険を購入しました。)
片道航空券の場合は1年分の保険を
私は長期滞在を予定していますが、ビザは90日ですので、90日分の保険を購入したところ、COE申請が却下されてしまいました。理由は「片道航空券の場合は、1年分の保険を購入する、または帰国便を購入してください」とのこと。保険会社がすぐに対応してくれて助かりましたが、私と同じような状況の方はお気をつけください。
ASQホテルを予約する
保険の他にも、ASQ (Alternative State Quarantine) ホテルの予約もCOE申請に必要です(事前承認後)。タイ政府が指定したホテルである必要があります。
THAIestが非常に詳しく値段やレビューを載せているので、参考にするといいです。私はここで最安値の SEASONS SIAM HOTEL を予約しました (1泊7000円弱)。ASQパッケージで予約したい旨を直接メール。ホテルによってルールは異なるでしょうが、このホテルは事前の100%支払いが必要だったので、送られてきたクレジットカードフォームに記入して、支払い手続きを終えました。
入国許可証/COEオンライン申請
オンラインで申請する
タイのビザが降りて、保険とホテルの準備ができたら、今度は入国許可証/COE (Certificate Of Entry) をオンラインで申請します。
サイトのガイダンスはタイ王国大阪領事館のページにわかりやすく載っているので、参考にしてください。基本的にフォームを記入していくだけなので難しいことはないと思います。申請者のパスポート画像、就労家族のパスポートと労働許可証の画像、そしてコロナ保険のPDFなどのアップロードも必要になります。申請が完了すると、結果確認用に6桁のコードが書かれたメールが届きます(私の場合は迷惑メールに届いていたので、注意)。審査には3営業日かかるとのことです。
審査〜承認
結果はメールで届きます。上記の通り、私は一度却下されてしまいました。すぐに保険を買い直してPDFだけアップし直すと、今度は大丈夫だったようで、すぐに事前承認 (Pre-approved) のメールが届きました。まだCOE申請は終わっていません。事前承認から15日以内に、今度はホテルの情報と航空券の情報をアップします。
アップした後は数時間でCOEが承認されました。メールで「CERTIFICATE OF ENTRY」と書かれたPDFへのリンクが送られるので、プリントアウトしておきましょう。また「 T.8 Form (Health Declaration Form」という書類のリンクも送られてくるので、こちらもプリントアウトして記入しておきましょう。タイ入国時に必要になります。
渡航前にPCR検査を受ける
ビザが降りて、COEも承認されたら、PCR検査です。渡航の72時間以内に「Real Time RT-PCR法」によるテストを受けて、英文の陰性証明書を受け取る必要があります。Fit-to-flyは必要なくなりました (2021年4月時点)。
私は新宿のチームメディカルクリニックで検査を受けました。
チームメディカルクリニック 新宿
検査と英文陰性証明書込みで15,400円でした。土日もオープンしており、陰性証明書も渡航国に合わせて作成してくれるとのことで、安心感もありました。
サイトから検査日時を予約します。検査の種類は「B【PCR検査+渡航用陰性証明書】鼻咽頭ぬぐい液」を選択。私は渡航日の2日前に検査に伺いました。
受付で検温し、パスポートを渡します。検査前にMySOSというアプリをダウンロードし、チームメディカルクリニックを登録する手続きをします。検査結果も陰性証明書も、このアプリを介して送られるのでとても便利です。
MySOS
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クリニックの中はカーテンで仕切られた簡易的なものです。検査方法は片方の鼻に細い綿棒を入れるもので、わずか3秒で終了。終われば帰宅です。
私の場合は、検査から3時間後にMy SOSにファイルが送られてきました。検査結果を知らせるPDFと、英文陰性証明書のPDF(クリニックの名前と先生のサイン入り)の2ファイルです。これらを自宅でプリントアウトするだけでOK。問題なくタイに入国できました。
渡航時に用意しておく書類
長い準備が終わり、いよいよ渡航です。以下の書類をプリントアウトしておきましょう。
- COE
- 英文陰性証明書
- コロナ保険の詳細
- T.8 Form
- ASQホテルの予約確認書
これらはタイに到着してから何度も出し入れすることになるので、A4のファイルにまとめ、出しやすいところに入れておくといいです。
次回は隔離生活の様子をお伝えします。
昭和59年生まれ。東京都出身。21歳の時にイギリスへ約半年間の語学留学。28歳の時にワーホリでカナダへ。1年半滞在した後、30歳でマレーシアの音楽学校に入学。卒業後はフィリピンで社内翻訳者として働き、現在はフリーランスで翻訳をしながら、音楽を作ったり旅行したりしてます。TOEICは950点◎。フレディ・マーキュリーが永遠のアイドル。2か月の台湾ノマド生活をまとめた『台湾滞在記: 生活費 月6万円で一周 』がKindleで販売中。