こんにちは。山田塾長です。
英検準一級の1次試験ではリーディング、リスニング、ライティングがあります。リーディングやリスニングは対策しやすいのですが、ライティングになるとどうしていいかわからない人が多いと思います。
英検準一級に一発合格した私は、ライティング対策について参考書やネットで対策してきました。いろいろ勉強を進めるうちにポイントが少しづつわかりましたので、ライティングの対策方法をまとめていきます。
結論を先に言いますと、3つやることがあります。構成、語彙、テーマ理解の3つです。では順番に見ていきましょう。
構成
構成が一番大事だと思っています。構成が完成できれば、半分は終わったといってもいいぐらいです。英検準1級では、構成はIntroduction, main body, conclusionと形式が指定されています。この形式通りに書けばいいので、自分なりの型を作ってしまえば問題ありません。
私の構成の作り方
【Introduction】
これは一番簡単です。
設問テーマに関する質問が賛成か反対かを問われる問題がほとんどなので、賛成か反対を述べます。
例)
I think (agree or disagree with) ~テーマの繰り返し。
【Main body】
このパートが書けるか否かが勝負の分かれ目です。これまで学習してきた知識を総動員します。どうやって知識を蓄えていくのかは、3.テーマ理解でまとめています。構成は、2つのポイントを書く必要があるので、以下のフォーマットに当てはめていきます。
例)
First of all, 主張 (問題点、メリットなど)、具体例 (For example)
Second of all, 主張 (問題点、メリットなど)、具体例 (For instance)
これでMain bodyはOK。
【Conclusion】
これも簡単です。Introductionでいった主張をもう一度繰り返すだけです。
例)
According to the reasons stated above, イントロでの主張を繰り返す。
語彙
ライティング対策を進めるうちに、使いたい表現がけっこう決まってきます。例えば、「~の関心が高まっている、減っている」など増減を表すもの。「~に対処する、立ち向かう」など問題に対応する表現など。このように使いたい表現のパターンが見えてきたら、言い換え表現を学びます。
使えるツールは単語帳とThesaurus.comです。
単語帳は、ご自身の使用している単語帳でOKです。私は、英検準1級 でる順パス単 (旺文社英検書)を使っていました。類義語や反義語を調べる時はThesaurus.comがオススメです。
2つのツールで語彙を調べたら、ノートにストックしていきます。
例)
増える: Increase, on the rise, enhance, upturn…
対処する: cope with, deal with, tackle…
このようにライティングで使えそうな用語をストックしていけば、本番でも自分の得意なパターンに持ち込むことができますし、類義語を抑えておくことで、2回も同じ単語を使う必要はなくなります。
テーマ理解
これまでにどんな問題が出題されているのか?
過去問を分析していくと、主に英検準1級のライティングでは社会問題に関するテーマが主です。
例えば、以下のような設問テーマです。
2018年第1回: 動物保護について
2017年第3回: 宇宙開発について
2017年第2回: 環境保護について
2018年第1回
【Topic】Is it acceptable to keep animals in zoo?
【Points】Animal rights, Educational value, Endangered species, Living conditions
2017年第3回
【Topic】Will humans live on other planets someday?
【Points】Cost,Dangers, Situation on earth, Technology
2017年第2回
【Topic】Agree or disagree; The Japanese government should do more to protect the environment.
【Points】Economic cost, Endangered species, Natural resources, Pollution
その他、女性雇用について、若者の親との同居についてなどが過去に出題されています。
テーマに関する理解をどう深めるか?
深めたいテーマについて、ネットで検索してしまうのが一番手っ取り早い方法だと思います。
参考書でもよいのですが、参考書はあくまでサンプルであり、学習がPassiveになりがちです。私はネットで調べるほうをオススメします。
やり方は例えば、「日本の環境問題」がテーマだったら、”Japan environment essay“と検索すると、テーマに関する記事や論文が出てきます。自分の意見と近い記事を見つけたら、表現や語彙をノートなどにメモしていきます。
テーマ理解に関する練習はたくさんすればするほど、知識は深まります。もちろん数をこなせば、知識が増えて自信はつきますが、だいたい10テーマ程度抑えてしまえば、応用が利くと思います。ただし、重要なのはテーマに関する問題点のメリットやデメリットをメモにしていくクセを身につけることだと思います。
それでも参考書を使って学習がしたいという方は、最短合格! 英検準1級 英作文問題完全制覇がオススメです。(定番の旺文社の英検準1級ライティング問題は模範解答が小難しく書かれていたりするので、あまりオススメできないです。)
まとめ
ライティングには正解がないので、対策もしづらいと思います。ただし、構成、語彙、テーマ理解にポイントを絞って対策を行っていくと、ずいぶんと対策がしやすくなると思います。
英検を受験される方、一緒に合格を勝ち取りに行きましょう!
最近、フィリピンのセブ島で生活していた時の本を出版しました。現地の日本人は海外でどんな生活を送っているのか、英語や海外就職などについてインタビューしています。これから英語を使って仕事をしたいと考えているかた、海外移住を検討されているかたに参考になれば幸いです。↓↓
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