英語塾でひそかに人気なビサヤ語シリーズの第3弾です。
フィリピンの人々が学校で習うのは、公用語であるタガログ語。ですが、ビサヤ語 (セブ語/セブアーノ) を話す人は全人口の60~70%と実はタガログ語よりも多いのです。ビサヤ語を母語としている現地の人に話を聞くと「僕たちはみんなタガログ語を理解できるよ。けどあんまりうまく話せないんだ。タガログ語よりも英語の方が楽だね」とのことです。興味深いですね。そんなビサヤ語を少しでも話すと、現地の人はみんな喜んでくれます。ビサヤ地方滞在中の方、これからセブ留学に行く方。英語の勉強は一休みして、現地の言葉を少し覚えてみましょう。
ビサヤ語で買い物しよう
基本知識として This、That を覚えておきましょう。
これ = カニ / アニ / 二 (Kani / ani / ni)
あれ = カナ / アナ / ナ (Kana / ana / na)
文頭に来ない場合は、カニがアニ、ニと省略されます。
さらに何かを頼む時は、 Please = パリホグ (Palihug) を付けると丁寧になってよいです。
これはなんですか? / What is this?
(Unsa ni?)
Unsa = what。あれ何?だと ウンサ ナ? (Unsa na?) になります。
これはいくらですか? / How much is this?
(Pila ni?)
ビサヤ語で値段を言われたら、”English please”と素直に降参しましょう。
~はありますか? / Do you have… ?
コーヒーはありますか?
ナ・ア カ コーヒー?
(Naa ka coffee?)
Naa = have。
安くしてください / Give me discount
(Tagae ko discount)
お土産屋なんかは最初は少し多めに価格を提示してくることが多いので、聞くだけ聞いて損はありません。
これいいですね! / This one is pretty cool!
現地人曰く「これは普通に英語を使う」とのこと。気に入った!と言いたければ、前回紹介した “I like…” を使いましょう。
これが好きです!
ガナハン コ アニ!
(Ganahan ko ani!)
ビサヤ語で注文しよう
(Tagae ko menu)
ここでも「タガ・イ コ」が出てきましたね。ビサヤ語では “Can I have…” という言い方をせず、ストレートに「~ください」と言います。
ヒント:フィリピンでは、たまにこちらから言わないとメニューを出してくれない店もあったりしますが、「社員教育がなってねぇなぁ!」と怒るより、「日本並みのサービスは日本以外にはないので、これが普通」と思った方が楽。
(メニューを指さしながら)これと、これと、コーラをください / Give me this one, this one and coke.
(Tagae ko ani, ug ani, ug coke, palihug)
オグ (ug) = and。すでに「タガイ・コ」はマスターしましたね。
おすすめはなんですか? / What do you recommend?
Unsa imo recommend?
選べない時、何が何だかわからない時にはお店の方におすすめを聞くと楽ですね。
おいしい! / Delicious!
(Lami)
(Lami kaayo!)
Kaayo = very。おいしいと思ったらその感情をぶつけましょう。
また来ますね! / I will be back!
(Balik ko!)
Balik = return。気に入ったら常連さんになりましょう。
※ 裏技
仕事は何時までですか? / What time do you get off work?
(Unsa oras ka human trabaho?)
unsa = what、oras = time、ka = you、human = finish、trabaho = work。
この後予定あります? / Do you have plans after work?
(Naa ka plans human trabaho?)
naa = have。わかってきましたか。
出かけません? / Do you wanna hang out?
(Ganahan ka cofee ta?)
Ganahan = like。ta = we/us、ここでは together 的な役割ですね。
気になる人がいたら思い切って声を掛けてみましょう。せっかくフィリピンにいるのだから、日本人だけとつるむよりも、1人でも多くの現地人と交流を持つ機会を持ちましょう。eigo塾は異文化コミュニケーションを積極的に応援します。
もっと詳しく知りたい人は
もっと詳しくタガログ語やビサヤ語を勉強したい方は、こちらをどうぞ。
もっと詳しくフィリピンやセブでの生活について知りたい方は、現地で生活する日本人にインタビューした山田塾長の本もどうぞ。
セブと生活と私: セブ島に住む日本人が語った暮らし、仕事、恋愛のこと
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昭和59年生まれ。東京都出身。21歳の時にイギリスへ約半年間の語学留学。28歳の時にワーホリでカナダへ。1年半滞在した後、30歳でマレーシアの音楽学校に入学。卒業後はフィリピンで社内翻訳者として働き、現在はフリーランスで翻訳をしながら、音楽を作ったり旅行したりしてます。TOEICは950点◎。フレディ・マーキュリーが永遠のアイドル。2か月の台湾ノマド生活をまとめた『台湾滞在記: 生活費 月6万円で一周 』がKindleで販売中。