こんにちは。私 a.k.a. Mr. ストイックです。
語学留学は素晴らしいです。知らない国の知らない町で、知らない人たちに囲まれて、覚えたての言葉で馴染みのない文化を学んでいく。新しい経験の連続。いい思いもすれば嫌な思いもします。また外から日本を見ることによって、今まで見えなかった部分も見えてきます。ぜひとも日本人全員に一生に一度は体験してほしいと私は思います。
そんなスペシャルな時間、語学留学。限られた時間で「外国人になってやる」と意気込んで渡航しますが、海外の友達はなかなかできず、ついつい周りの日本人とばかり話してしまったり、学校以外で英語を話す機会をなかなか作れなかったりと、すべてが想像していた通りに行くわけではありません。これらは留学生は誰しも経験することです。
語学留学は決して安くはありません。一分一秒でも無駄にしたくない。では一体何ができるのか?今回は私が実践してきた「留学中にできる英語上達のコツ」をいくつか紹介したいと思います。
日本語禁止令
私は20歳で初めてイギリスに語学留学した時、絶対に英語ペラペラになってやるんだと200%のやる気をもって臨みました。そして真っ先に自分に課したのがこの日本語禁止令です。本当に一言も喋りませんでした。日本人から日本語で話しかけられても、英語で返します。ひとり言も英語でしました。せいぜい歌をうたったり、クラスメイトのスペイン人に簡単な日本語を教える時くらいなものです。メールのやりとりももちろんすべて英語です。親への連絡も英語です。
日本語以外を話すことは、最初は恥ずかしさがったり、なんだか演技をしているような変な感じがあるものですが、これはそれを解消するのに役立ちます。さらにひとり言も英語で言ってましたので、常に英文を組み立てようとするクセがつきました。もちろんスピーキングの上達には効果があり、留学前には英語を話したことなかった私ですが、数カ月後にはお店に文句が言えるくらいにはなりました。
周りの日本人から「なんだこいつ」的な目で見られたこともありましたが、英語を学びに来ているんだからおかしなことは一つもありません。一生懸命やってる方が確実に偉いですから。
一日最低一回、新しく覚えた表現を使う
eigo塾では何度も繰り返し出てくることですが、とにかく英語学習にはアウトプットが大切です。インプットだけでは身に付けたことにはなりません。海外ではアウトプットができる機会に溢れているわけですから、とにかく新しく覚えた表現や単語を、無理やりにでも使うことが必要です。覚えた単語を常に頭の片隅に入れておいて、そのチャンスを伺いましょう。無理にでも使わない限り、慣れない言葉が自然と口から出てくることはありません。友人、先生、レストラン、スーパーマーケット、郵便局。チャンスはいくらでもあります。一日最低一回を目標にどんどん新しい言葉を使いましょう。
休日には行ったことない場所に訪れる
一見英語と関係ないようにも見えますが、非常に重要なことだと私は思っています。
例えば、今度の休日は行ったことのないレストランでランチを取ってみるのはどうでしょうか。知らない国の料理を食べに行くのもいいですね。知らない駅で降りて街を散策するのなんか最高です。一人で行きにくいのなら、日本人の友人を連れていきましょう。いつもと違う経験をすることで、そこで見聞きしたことは記憶に残りやすくなります。
言語を学ぶことは文化を学ぶこと。新しいことを体験することで文化に対する理解が深まれば、言語に対する理解も深まります。
疑問を持つクセをつける
街で見聞きした表現、説明したくてもうまくできなかったこと、発音の仕方、なんでも結構です。「これはどういう意味なんだろう?どう言うんだろう?」といった疑問を常に持ち続けるようにすることが、上達には欠かせません。そしてその疑問をメモしておいて、学校の先生にすべてぶつけましょう。全部解決してくれます。
私も毎日何かしら疑問が浮かび上がりますが、一人ではぶつける相手もいませんし、友達同士だとなかなか聞きにくかったりもするのです。しかしそこは生徒の特権。今のうちに、思いつく疑問をすべて先生に答えてもらいましょう。
英語で日記を書く
これは誰でも今すぐ始められることなのでおススメします。日記はアウトプットの訓練として非常に効果的です。「私は何がしたい」「どこにいきたい」といった、一文で終わるような内容は言えても、「昨日どこどこに行ったときに、あれがあったのだが、これがこうだったので、そういうことになった。」といった長い文章、特に過去の出来事などは話すのが難しかったりします。とにかくその日の出来事を思いつく限り書いてみましょう。ここで新しい表現を使ってみるのもいいですね。そしてその日記を先生に添削してもらいましょう。
携帯を英語設定にする
日常的に英語を目にする機会を増やすことが大事です。スマートフォンの表示をすべて英語にして、TwitterやFacebook、Instagramの表示もすべて英語に変えてみましょう。Twitterなどでは、日本人をミュートにして海外の人をフォローするのもおススメです。
現地の友人・恋人を作る
言語上達の一番の近道はこれです。同じ学校の友達を作るのはもちろん良いことですが、どうせならローカルの人々にもアプローチしてみましょう。英語があまり上手じゃなくても、現地の人と仲良くなれる方法はあります。心配は無用!見つめる前に、飛んでみようじゃないか!
まとめ
簡単に実践できるものから、多少気合が必要なものまで挙げましたが、これらは私がこれまでにやってきた/今も常にやっていることです。これらを参考に、行動を変えたり、意識を変えたりして、少しでも英語に触れる時間を増やしてみてください。図書館で勉強するのも大事ですが、折角の海外です。外に出て人や街に触れる機会をもっともっと増やしてください。あなたのeigo学習に少しでも役立てたら幸いです。
昭和59年生まれ。東京都出身。21歳の時にイギリスへ約半年間の語学留学。28歳の時にワーホリでカナダへ。1年半滞在した後、30歳でマレーシアの音楽学校に入学。卒業後はフィリピンで社内翻訳者として働き、現在はフリーランスで翻訳をしながら、音楽を作ったり旅行したりしてます。TOEICは950点◎。フレディ・マーキュリーが永遠のアイドル。2か月の台湾ノマド生活をまとめた『台湾滞在記: 生活費 月6万円で一周 』がKindleで販売中。