英会話をはじめようと思うけど、何から手をつけていいかわからない!
単語やフレーズを覚える?文法を復習する?リスニングの教材を買う?無料のアプリを探す?いろいろと方法はありますが、はじめにやるなら自己紹介からやることをオススメします。この記事では、なぜはじめに自己紹介をマスターしたほうがいいのか、どうしたら英語の自己紹介を作れるようになるかについてまとめていきます。
目次
なぜ自己紹介からはじめるのがいいのか?
自分のことなので、すぐに身につく
テキストや教材を進めていくことは英語学習で非常に大切なことです。ただ、テキストや教材の問題点は、そのほとんどがつまらないということです。例えば、以下のように日常会話ではめったに使わない表現を勉強します。
I have a pen/私はペンを持っています
John likes her /ジョンは彼女が好きです
もちろん、基本を勉強することは大事です。ただし、普段はペンを持っていますなんて使わないし、ジョンなんか知り合いにいないし。どこか自分事として表現が入ってきません。学習がPassive(受け身)だからです。自己紹介であれば、そんなことはありません。自分のことなので学びの質が圧倒的に変わります。自己紹介では、仕事、趣味、家族、友人、嗜好など普段アナタがしていることを話すので、学習に対する姿勢がActiveになります。当然、アクティブになれば習得も早くなります。
教材を勉強することが英語を勉強する目的ではないのです。英語を自分で使えるようになることが本来の目的なはずです。
自己紹介をする頻度が圧倒的に高い
英語を実際に使う場面は、ビジネス、留学、海外旅行、レストランやバー、英会話スクール、国際交流イベントなどがあります。そのほとんどの場面で、自己紹介をする機会があります。試験で例えると、自己紹介は頻出表現にあたり、先生が「試験に出るから絶対に覚えておいておけよ」というレベルです。そりゃあ、試験に出るって教えてくれたら、そこだけでも必死にやりますよね。
意外にも自分のことは話せない
TOEICの高得点者でも英語を話せないということはよく聞きます。その原因の1つとして、英語力ではなく何を話すのかがまとまっていないからだと思います。英語力そのものではなく、何を話すのかというネタがないということです。英語はあくまでコミュケーションのツールであり、自分の考えや思いを表現したり、相手の考えを聞いたりするための手段です。
私がカナダに行った時に、「あなたの生まれたところはどんな街なの?」と聞かれることがよくありました。これまで日本で育った私は地元のことなど話す機会がなかったので、考えることもなかったのです。ですから、しどろもどろになって「海があるよ」とか、そんなありきたりのことを言ってその場をしのいでいました。
逆に私が「あなたの街はどう?」と返したら、「歴史、食べ物、人、観光スポットなど」ノンストップで話をしはじめました。ネタがつきないので、話が止まらないのです。
話すネタがあれば、当然言語が必要になるので、英語がうまくなるわけです。
どのように自己紹介をしていくか?
海外に留学したり仕事をする中で、私がやった自己紹介のつくり方をまとめます。
本を参考にノートを作る
私がまず最初に行った方法は、本を参考にするです。
この本は、自分のことを話す時に役立つ40のトピックで構成されており、1トピックの分量も多くないので、会話するにはちょうどいいボリュームで作られています。
この本で使われてる表現を土台にして、というよりもほぼパクってしまい、単語や地名などを変えていきます。そうすると、思っていた以上に簡単に自己紹介が完成します。これをノートにまとめていき、自分のネタ帳を作っていきます。
声に出してみる
ノートができあがったら、できれば英語のわかる人に一度みてもらいます。みてもらう人がいなくとも、参考書の表現を土台にしているため、心配無用です。そこで、一度文章を読んでみましょう。おそらく、発音の仕方がわからない単語がでてきます。わからない単語を音声で聞いてから自分でも発音してみます。発音してみることはものすごく重要なので、これはきっちりやってください。
外国人と話してみる or オンライン英会話で実践してみる
ノート作成、声に出して練習が完了したら、いよいよ実践です。実践方法は、実際に外国人と話してみるです。ただ、外国人の知り合いや友人がいればいいですが、まわりにそんな外国人がいるのは少ないと思います(私の場合は、フィリピン留学とカナダ留学をしたので、多くの外国人と話す機会がありました)。そこで、オススメするのがオンライン英会話です。
現在、日本にはオンライン英会話レッスンがたくさんあります。またうれしいことに、ほとんどのオンライン英会話では無料の体験レッスンを提供しています。これを使わない手はないです。体験レッスンでは必ず自己紹介をすることになります。私も約10つのオンライン英会話スクールで体験レッスンを受けましたが、全てのスクールで自己紹介をしました。講師も自己紹介をするので、見本も聞くことができます。
何校か無料で体験レッスンをしてみると、自己紹介にも慣れてきます。自信をもって英語を話すスタートがきれます。
まとめ
英語を何からはじめていいかわからない人は、自己紹介をつくることからはじめてみましょう。自分のことならはじめやすいですし、自己紹介をする機会はほんとに多いです。
今回の記事が、英会話をはじめてみようと思った方にお役に立てたのであればうれしいです。