コロナ禍の中、日本を出国してタイに入国しました。渡航までの手続きがコロナ前とは大きく異なるため、忘備録も兼ねてここに記録しておきます。
今回は、長期ビザ (ノンイミグラントO) 取得の際に気づいた点などを紹介します。
目次
ビザ申請時の注意点
前提として、ビザの申請は大使館によって提出物やルールが少し異なります。自分が申請する大使館のホームページを熟読し、ルールに沿って申請を行ってください。私の場合は、在京タイ王国大使館で申請を行いました。したがって、2021年4月時点での在京タイ大使館のルールに沿ったものであり、必ずしもこれが他の大使館でうまくいくという保証はありませんのであしからず。
ノンイミグラントO ビザの申請時、気をつけるべき書類
私の場合は家族がタイの現地企業で働いているため、「ノンイミグラントO (タイ王国で正規就労する外国人の配偶者)」ビザを申請しました。
申請に必要な書類は在京タイ王国大使館からご確認を。ここでは説明不要なものは除き、注意が必要だと思ったもののみ記載します。
労働者のパスポート&就労許可証 (Passport & Work Permit)
タイで働いている家族からそれぞれのコピーを送ってもらいます。パスポートはスタンプなどが押されていないページも含み、すべてのページをコピーしてもらいます。私は念の為、すべてのコピーに本人の署名をもらいました。また、パスポートに押されたビザの残り滞在期間、および就労許可証の残り就労期間は、共に3か月以上ある必要があります。
英文招聘状原本 (Invitation Letter)
はっきり書いてあるとおり、招聘状は「英文」である必要があります。私は誤ってタイ語のもの提出してしまい、大使館の窓口で「次回からは必ず英文にしてください」と注意されました。多めに見てくれて助かりましたが、申請予定の方はご注意を。
また、招聘状には出国日の記載が必須です。大使館で私の前に申請していた方は、出国日の記載がなかったために、「◯◯日までにもう一度招聘状をもらってきてください」とやり直しを喰らっていました。大使館の指示通りにやる必要があるので、注意してください。
会社のレターヘッド入りの用紙に記入するなど、いくつか指示がありますので、大使館のページをよく読んでください。
航空券
招聘状に記載した出国日で、航空券を購入しておく必要があります。私は長期滞在を予定しているので、片道で購入しました。
私は今回ZIPAIRを利用しました。予約すると、予約日や予約番号か書かれた「旅程表」がPDFで送られてくるので、これをプリントアウトして申請書類と一緒に提出しました。
ちなみにZIPAIRは座席もきれいだし、USBやコンセントもあるし、CAさんの対応もよかったのでおすすめです。
申請書 (Application Form)
申請書は大使館のこちらのページからダウンロードできます。サンプルがあるので、その通りに書けばOKです。ビザ申請の必要書類の欄には、「申請者カラー写真1枚」とありますが、申請書には写真を貼り付ける欄が2箇所あります。私は念の為、2枚貼って提出しました。
英文身元保証書原本 (Guarantee Letter)
私の家族はタイの現地企業に勤めていますので、「日本の会社発行の英文推薦状原本」の代わりに「身元保証書」を利用し、親に保証人になってもらいました。署名をしてもらい、同じ署名があるパスポートの顔写真のページのコピーを添付して提出。こちらもサンプル通りに記入すればOKです。申請の際に、保証人のことを詳しく聞かれるようなことはありませんでした。
戸籍謄本 原本
3か月以内に発行した戸籍謄本が必要です。私は2019年に結婚して以来、今回初めて戸籍謄本を取り寄せましたが、なんと謄本に記されている家族の生年月日に誤りがありました。区役所の担当者に確認すると「確認に1週間。単なる打ち間違いの場合はすぐに修正可能だが、書類上のミスなどの場合は、家庭裁判所で修正を行うため、数ヶ月かかる」と言われ、絶句しました。結局役所側の打ち間違いだったので、1週間後に再度区役所を訪れて無事手に入れることができましたが、どんな書類でもしっかり確認するようにしましょう。
オンラインで予約してビザを申請する
必要な書類がすべてそろったら、申請のために大使館に行く日をオンラインで予約します。当日の朝5時まで予約可能なようです。
申請は、渡航日の3週間以上前が推奨されています。というのも、申請からビザの受け取り、その後のCOEの手続きなどに時間がかかるためです。準備ができたらなる早で申請することをおすすめします。
当日は申請料を支払うので、現金の用意を。シングルエントリーの場合は9000円です。
受付カウンターで書類を提出すると、スタッフの方がその場で確認してくれます。問題がないようなら、その場で「ゆうパックの着払い伝票」を手渡されます。大使館側が、ビザ発行後にパスポートの返送に使用するものです。住所を記入し、伝票番号を控えておきましょう。
問題がなければ翌営業日の発送になるはずで、「受け取りまで7日〜10日かかる」と伝えられます。私の場合は3日で届きました。
ビザがおりたら、次はCOEの申請です。
昭和59年生まれ。東京都出身。21歳の時にイギリスへ約半年間の語学留学。28歳の時にワーホリでカナダへ。1年半滞在した後、30歳でマレーシアの音楽学校に入学。卒業後はフィリピンで社内翻訳者として働き、現在はフリーランスで翻訳をしながら、音楽を作ったり旅行したりしてます。TOEICは950点◎。フレディ・マーキュリーが永遠のアイドル。2か月の台湾ノマド生活をまとめた『台湾滞在記: 生活費 月6万円で一周 』がKindleで販売中。