現状、TOEIC600点以上の中級レベルの方に書いています。
私の今の点数は915点ですが、800点を超えた時に使用した3冊とその使い方をまとめていきます。この3冊を徹底してやることで、中級レベルの方が800点以上を叩き出すきっかけになれれば幸いです。
目次
この3冊でOK!
単語 TOEIC L & R TEST 出る単特急 金のフレーズ (TOEIC TEST 特急シリーズ)
ご存じ、「金フレ」ですね。完全にTOEICに特化しており、出る頻度がものすごく高いです。
基本的な語彙力があれば、TOEIC対策の単語帳は金フレで十分です。また800点を目指すのであれば、金フレの最終章のScore990Levelは無視してOK。
文法 1駅1題 新TOEIC TEST文法特急
こちらも定番の超特急シリーズ。とにかくコンパクトで解説やTipsがスーパーわかりやすいです。この本でいいのは、「文脈で解くのか、構文で解くのか」を分けて考えるということです。この考え方は、TOEICの文法問題を解く際のキーポイントになります。
模試 TOEICテスト超リアル模試600問[MP3音声付]
こちらは、文法特急と同じ著者である花田徹也さんによる模試です。コンパクトで解説が詳しいので解いて終わりでなく、解説で書かれていることをマスターすることが大事です。
デメリットとしては旧式版対応なので、新形式に対応していない点です。ただし、解説が詳しいので、リアル模試をやって損はありません。
使い方: 単語編
見る
200~300語を30分程度で見るようにします。3時間ではなく30分です。覚えようとすると3時間以上かかります。ここで大事なポイントは、「認知」することにあって、「覚える」ことではありません。
東大首席弁護士の山口真由さんも下記のように述べています。
大抵の人間同士は、いきなり親友にはなれません。
最初は単なる「知り合い」です。
「認知」は、この「知り合い」の状態を作ることを意味します。
少しずつ頭に情報をすり込んで、書かれていることと「知り合い」になっていくのです。
抜粋:東大首席弁護士が教える7回勉強法
金のフレーズは全部で1200語(定型表現、重要語含める)あります。一週間かけて、1周します。3周するまでこの「認知」作業を続けます。
分ける
次に分ける作業をします。
知っている単語、知らない・わからない単語を分けます。見分けるポイントは、「1秒で意味が言えるか」です。1秒以上かかってしまう場合は、まだ知らない・わからない単語に分類し、チェックを入れていきます。
これで4週目です。
覚える
知らない・わからない単語をピックアップしたら、はじめて「覚える」作業をしていきます。赤チェックシートで隠して、意味が言えるようにチェックしていきます。
使い方: 文法編
章ごとにまずは解く
解答目標タイムが右上に表示されているので、その時間で回答する。
解説読み込む
〇だったものも含めて、解説を読み込んでいき、理解していないところは、チェックをつける。
もう一度、章ごとに解いて、不明・間違えた設問をチェックする
間違えたところは、ページ端を追っていました。
解説読み込む
③、④を繰り返す。(私の場合、5周)
使い方: 模試編
これはかなりやり込みました。合計10周くらいやったと思います。かなり解説はボロボロになりました。
1回目を解く
時間を図って、一度解いてみます。
解説読む
採点して後に間違えたところにチェックをいれます。
解説に書き込む
特にリスニングとリーディング(Part7)については書き込みを行いました。理由は、他の教材でリスニングとリーディング対策をしていないからです。模試そのものがリスニングとリーディング対策本となります。書き込みのポイントは文構造をとるということです。
下記の通り、主語(S)や述語(V)、前置詞や接続詞に印をつけることで文構造を把握します。これができない限り、単語がわかっていたとしても意味がとれないからです。
リスニングについては、〇だったものも含めて、シャドーウィングをしていきました。シャドーウィングとは、英語の音声のあとを追いかけるようにして、話す行為です。これを何度も繰り返しただけです。
書き込みとシャドーウィングを2回目のテスト、3回目のテストとも繰り返します。
まとめ
TOEICで800点とるためには、基礎の徹底と良書を選びそれを信じて何回もやることです。私もご紹介した3冊を徹底的にやることで800点以上をとることができました。少しでもTOEICの点数を上げて、みなさんの英語人生がよくなることをお祈りいたします。
一緒に頑張っていきましょう!