【TOEIC】600点を目指すなら、まずは「英検2級」を受けるべき3つの理由

こんにちは、お久しぶりです。山田塾長です。今回は、TOEIC600点くらいを目指す方向けに、英検2級を先にとったらどうでしょうか?という提案をしていきます。

スポンサーリンク

TOEIC600を目指す前に英検2級を受けるべき3つの理由

理由1. 英検はレベルに応じて試験が受けられる

英語初心者の人がTOEICを受けると、ほとんど点数がとれなくてがっかりしてやる気を失うことがあります。TOEICでは、受験者の対象が幅広い常に満点を取り続ける英語の達人さん、既に仕事でビジネス英語を使用しているビジネスパーソンといった英語が得意な層から、英語なんて高校以来やっていないといわれる初心者までを対象にしています。試験時間もTOEICでは2時間。2時間って体力的にもしんどいです。

英検は1級 (上級者) から5級 (初心者) までレベルが設定されており、自分の現状レベルに応じて試験が受けられます。なので対策も実行しやすいです。例えば、基本ができていない状態であれば3級の問題を見ても「あれ、見たことあるけどこの単語何だっけ?」みたいなことが出てきます。じゃあ、まずは3級レベルからはじめようといった対策ができるのです。
試験時間もTOEICよりも短い。英検3級だと75分、準2級で100分、2級だと110分。

理由2. 英検はインプットとアウトプット両方の学習ができる

英検は、リスニング、語彙、文法、リーディング、英作文、スピーキングがあります。リスニング、語彙、文法、リーディングはインプット。英作文とスピーキングはアウトプット。スピーキングとは2次試験の面接です。ネイティブスピーカーや英語が達者な日本人の面接官と英語で話をするという形式です。TOEICはインプットのリスニングとリーディングのみです。英語ができる実感がわいてくるのは、やはり4技能 (読む、聞く、書く、話す) ができてからです。

理由3. 英検はTOEICと共通点がある

英検対策だけやっていたら、TOEICに役に立たないかというとそうでもありません。例えば、TOEICのリスニングPart 2の問題では、1文や2文など短文のリスニングが出題されます。”Where do you work?” などの基本的な疑問文が出題されます。英検2級でも会話文でもこのレベルであればしっかり理解すべき内容です。つまり、TOEICで基本的な点数を取りやすい問題は、既に英検2級で頻出しているのです。単語についてもTOEICはビジネスに特化した英語ですが、基本的な単語や熟語は頻繁に出てきます。従って、英検2級のでる順パス単  (旺文社英検書) などはやって損はない単語集です。

英検2級が取れれば、TOEIC600はカンタン!

英検2級に出てくる単語は、TOEICでも頻出されるものが多いです。例えば、require, serve, separate, attend, employee, deliver などです。今、挙げた単語のうち半分以上知っているのがあればすぐに英検2級の試験を申し込んだほうがいいでしょう。

英検2級を今申し込む

対策をすればすぐにでも合格できます。おすすめの参考書はこの2冊です。

私は英検2級を大学生の頃に2冊を勉強して取得しましたが、その後に受けた時のTOEICの点数は575点でした。特にTOEICの対策はしていませんでしたが、600点近くをとることができました。

英検2級のレベルとは?

では英検2級とはいったいどれくらいのレベルを指すのでしょうか。

日本英語検定協会によると、

英検2級のレベルは高校卒業程度

出題目安は、医療やテクノロジーなど社会性のある英文読解も出題されます。海外留学、国内での入試優遇・単位認定など、コミュニケーション力が高く評価されます。ビジネスシーンでも採用試験の履歴書などで英語力をアピールできます。ライティングが加わります。

習得目標として、「使える英語で世界へ」を掲げています。

英検2級の取得者のTOEIC平均は500点~600点といわれています。逆にいうと、TOEIC600点をとるためには、だいたい高校卒業程度の基礎英語はわかっておけよ、という意味なのです。

まとめ

TOEIC600点を目指すなら、英検2級を受けてみましょう。英検2級がとれないようであれば、TOEIC600点を目指しても遠回りだと思います。基礎の土台を固めてから、TOEICに挑戦したほうがいいよという話をしてまいりました。

最近、フィリピンのセブ島で生活していた時の本を出版しました。現地の日本人は海外でどんな生活を送っているのか、英語や海外就職などについてインタビューしています。これから英語を使って仕事をしたいと考えているかた、海外移住を検討されているかたに参考になれば幸いです。↓↓


セブと生活と私: セブ島に住む日本人が語った暮らし、仕事、恋愛のこと

スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする