台湾に滞在した記録です。貧乏旅行で、観光というよりも滞在という感じです。基本は滞在先で作業してたりするので、積極的に観光地にもいきません。仕事をしないときは地元の安くておいしいものを食べたり、散歩したりして時間をつぶしてます。参考になれば幸いです。
今回は宜蘭県の頭城(Toucheng)の街を紹介します。台北からバスでわずか40分の距離ですが、都会とは正反対の海と山に囲まれた静かな街です。小さいながらも見どころはあって、街には飯屋も30件くらいあります。温泉街のある礁渓や、夜市で賑わう宜蘭駅などにも電車で15分程度でアクセスできますので、宜蘭エリアを訪れる際の拠点にするのも良いと思います。
私は一週間滞在してすっかり気に入ってしまいました。頭城を散歩し倒した私が、お気に入りの場所をご紹介します。
目次
観光
数々の賞に輝いた建築が素晴らしい「蘭陽博物館」
頭城の一番の見どころがこちらの蘭陽博物館。建設期間に18年を要し、2010年オープン。頭城駅を降りて烏石港方面へ歩くこと約20分。のどかな風景の中に突如巨大な建物が目に飛び込んできて驚きます。まるでピラミッドのようでもあり、建物が倒れて地面に埋まってるようにも見えます。このデザインは蘭陽平野の田畑の変化を表しており、「国際建築賞」など様々な賞を受賞しています。博物館には宜蘭地方の文化、歴史、生態系、この地に住む原住民・タイヤル族のことなどが展示されています。とても楽しく見学させてもらいました。
建物の周りはビオトープのようになっていて、周囲を散歩するのものどかで気持ちよかったです。すぐ隣には港もあります。ロケーション最高。
開館時間:9時~17時。水曜日休館。入場料100元。
国内外のサーファーが集う「外澳海水浴場」
蘭陽博物館を見学した後はもう少し足を伸ばして外澳(Waiao)ビーチまで行ってみるといいです。私が訪れた時はあいにくの曇り空でしたが、それでも地元の方がサーフィンに興じていました。広々としていてゆっくりできます。
頭城の街と海が一望できる「頭城浜海森林公園」
頭城の街から歩いて10分程の場所に頭城浜海森林公園があります。さほど大きくない公園ですが、海沿いにある八角瞭望台を登りきると素晴らしい景色が見れます。
木々に囲まれてチルアウト「頭城運動公園」
街から少し離れた場所にあります。バスケットコートや簡単な遊具などがある程度で、地元の人が利用するような所ですが、間もなく日暮れという時間に木々に囲まれて座っていると清々しい気持ちでした。
台湾のゴッホを訪ねる「李栄春文学館」
早朝4時過ぎに起床し、机に向っ
てペンを走らせ、ジョギングをして再び深夜まで言葉を紡ぎ続ける。これが作家・李栄春の生活であり、その執筆活動は五十年余り続いた。生涯にわたって文学創作を志した李栄春は一生独身を貫き、臨時雇いの仕事でわずかな糧を得ながら一人机に向かう日々を送った。世に出ることなく1994年に逝去した後、遺族はタンスの中から300万字にのぼる原稿を発見した。遺族はそれを整理して出版するとともに、李栄春文学館を開き、その生涯にようやく光が当てられた。
頭城出身の作家、李栄春氏の文学館が街中にあります。日本統治時代に作られた家屋で、もともとは学校教員の宿舎だったそうです。展示されているものはすべて中国語表記。畳の匂いに包まれていると、台湾の親戚を訪ねたような気持ちになって、長居したくなります。入場無料。
文学館だけでなく、頭城には日本家屋を利用したお店が何件かあります。
飯屋・スーパー
なかなか入れない人気店「龍記牛肉麺」
一週間の滞在中に何度もこの店を訪ねたんですがいつも閉まっていて、どうやら朝の11時くらいからオープンしているが、人気があるのですぐ売り切れてしまうのだそうです。4回目くらいのトライ(その日はお昼の12時くらいに行きました)でようやくお店が開いていましたが、満席ですでに売り切れのメニューも。私は牛肉麺(にうろうみえん)を頼みました。肉に味がよく染み込んでいて美味。150元と少し高めですが、値段相応のボリュームです。
ご飯とおかずのコスパの高い定食屋「小林木瓜牛奶」
いつも人だかりができていたので、地元の人には人気のお店だと思われます。おかずが数点着いたライスプレートが80元。写真は排骨飯。貧乏旅行者には嬉しい価格。好吃でした。デザートもあります。
頭城名物のタロイモアイスクリーム「阿宗芋氷城」
タロイモアイスクリームを売っている店は頭城市内にいくつかありますが、とりあえずここは間違いありません。6つの味から3つ選べます。お店のお母さんは、日本語で「あずき、ピーナッツ…」と説明してくれました。ミルクのアイスクリームよりもさっぱりとしていて食べやすいです。45元。
サクサクの臭豆腐がうまい「天君」
臭豆腐は好き嫌いが分かれると思いますが、私はハマってしまって週に2回は入れてます。「くっさ、くっさ~」と言いながら食べるのがうまい。で、ここの臭豆腐は揚げたてサクサクで臭みもなく、サイズも小さいので食べやすいです。40元。
朝食は「Apple 203」
台湾全土にあるチェーン店ですが、シンプルな朝食にはもってこいです。こちらのお店のオーナーが Airbnb で民泊をやっており、私は3階の部屋に滞在させてもらってました。20元のコーヒーを毎朝飲んでました。地元民憩いの場。
スーパーは「喜互恵生鮮超市」か「PX Mart」
PX Martの方が少し近いですが、喜互恵生鮮超市(写真↑)の方が少し広いです。PXマートの隣にはマクドナルドもあり。おそらく台湾限定メニューっぽい緑バーガーも食べてみました。ゴミ捨ては細かく分別するよう指示されていて、とても良い取り組みだと思いました。
台湾マクドナルド。見たことないメニューだったのであえてチャレンジ。セットで149元。食べたあとは一つ一つ細かく分別して捨てるよう指示が。やはり台湾進んでますね。素晴らしい👏#台湾物価 pic.twitter.com/lcSNhDP9G9
— THE eigo塾@ 日本育ちが30歳直前から英語を勉強して人生を変えたその勉強法と海外生活の記録 (@THEeigojuku) May 19, 2019
Google Mapでそれぞれの場所を紹介
赤ピンは観光エリア、青ピンはレストラン&スーパーです。観光に行かれる際は参考にしてみてください。
次回は宜蘭エリアでその他に訪れた場所を紹介します。
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昭和59年生まれ。東京都出身。21歳の時にイギリスへ約半年間の語学留学。28歳の時にワーホリでカナダへ。1年半滞在した後、30歳でマレーシアの音楽学校に入学。卒業後はフィリピンで社内翻訳者として働き、現在はフリーランスで翻訳をしながら、音楽を作ったり旅行したりしてます。TOEICは950点◎。フレディ・マーキュリーが永遠のアイドル。2か月の台湾ノマド生活をまとめた『台湾滞在記: 生活費 月6万円で一周 』がKindleで販売中。