台湾に滞在した記録です。貧乏旅行で、観光というよりも滞在という感じです。基本は滞在先で作業してたりするので、積極的に観光地にもいきません。仕事をしないときは地元の安くておいしいものを食べたり、散歩したりして時間をつぶしてます。参考になれば幸いです。
↑前回の滞在記。
台湾一周中に、訳あってすっ飛ばしていた台中。台湾旅を終える直前に4日間だけ滞在してきました。ゴージャスなお菓子屋さんや、映画の撮影に使われた美しい大学、じいじの絵に溢れた村など、うまいものを合間に挟みながら楽しんできました。
目次
台北⇒台中はバスで
台北駅のバスターミナルより、國光客運に乗って台中まで。チケットは自動販売機で悠遊カードを使って購入できるので非常に便利。270元でした。 (以前バスに乗った時に買い方を書きました。)
約2時間半で到着します。WIFIもあり。USB充電も可能。席も広くてゆったり。長距離バスは電車よりもずっと快適なのでおススメです。
台中の街並み
台中は台湾で住みやすい街No. 1と言われています。その理由は何なのか?
台北や高雄といった大都市に比べると、多少こじんまりとした印象です。しかし逆にいうと、街はそれなりに大きいですがあまり込み込みしていません。市内には夜市も多数あります。
そしてなんと台中のバスは悠遊カードを使えば10km圏内だったら無料で乗れてしまいます。これは素晴らしいですね。さらに台北にもあるUbike (レンタサイクル) が多数設置されているので、移動にはまったく不自由しませんでした。こういった配慮も、住みやすい街No. 1と言われる所以ですね。
滞在はMini West Hotel
ここのホテルがすこぶる快適でした。私が滞在したのはドミトリータイプなんですが、
まずとにかく清潔
ベッドスペースはゆったりとしている
ミニ扇風機完備
ロッカーあり
朝食のパンやお粥は無料
電源・WIFIの使える作業スペースもあり
と、私のようなノマド旅人には最高でした。受付には日本語の喋れるスタッフの方もおり、とても親切に対応してくださいました。ここなら何日でも宿泊していい! と思えましたね。
ゆったり脚も伸ばせる。
扇風機付きで涼しいです。ふとんもフカフカ。
寝室は別になってるので、時間を気にせず作業も可。
おしゃれなカフェみたいな雰囲気でお気に召しました。以下でBooking.comから予約できます。是非。
台中で訪れた観光地
彩虹眷村
Rainbow village と呼ばれる小さな村で、退役軍人の黄永阜さんの絵が村の壁を埋め尽くしています。村の取り壊しに反対する為に絵を描き始めたそうです。詳しくはこちら。
どこもかしこもカラフルな絵に溢れており、写真で見る以上に不思議な場所でした。そしてどの絵もかわいらしいので無限に写真を撮りたくなります。市街地からは少し離れていますが、台中に来たら必ず訪れて欲しい場所です。超有名観光地なので観光客も多数。グッズ売り場の横で黄さんも座ってらっしゃいます。
アクセスはバスかタクシーが基本だと思いますが、私はUbikeで行きました。40分くらいでしょうか。彩虹眷村のすぐ近くにUbike駐輪場があります。道も広いのでスイスイいけました。たった10元でした。
台中植物園
台中の国立自然科学博物館の周りは公園になっており、散歩もできちゃいます。
科学博物館も面白そうだったんですが、今回は時間の都合で植物園のみを訪れました。巨大な蝶々のオブジェクトが目印。入園料はたったの20元でした。
中はあまり大きくありませんが、天井から水が滝のように降ってくるのがきれいです。
そして象魚 a. k. a. ピラルクという名のバカでかい魚や、その他の珍しい魚を間近で見ることができるのも楽しいです。
観光で時間が空いたら寄ってみるといいかもしれません。
東海大学
敷地が広大なこちらの大学は観光地となっており、お散歩や写真を撮りに訪れている人が多数います。私が訪れた日はちょうど天気も抜群によく、素晴らしい景色をたくさん見ることができました。
そもそも東海大学を訪れた理由は、2000年の台湾の映画『ヤンヤン 夏の思い出』という作品の撮影に使われた、というのを知人が教えてくれたことがきっかけでした。↓の予告編でも東海大学の美しい緑道が見ることができます。
大好きな映画なので、本作の空気に少しでも触れることができて感激でしたね。
花藝實驗所
こちらは私の知人が働いているお花屋さんです。ドライフラワーを使った素敵な商品や、おしゃれな古着も販売しています。店内はいい香りに包まれていて、居心地が良いです。
こちらのお店、ドライフラワーとワックス (蝋) を使ったハンドメイドの芳香剤 (車の中や押し入れに吊り下げるタイプのやつ) を150元で販売しているんですが、ジョジョ好きの店長さんのご厚意で手作り体験させてもらうことになりました。
店の奥からドライフラワーを選んで、さらにアロマと、ワックスの色を選びます。私はラベンダーと薔薇?のミックスにしました。
アロマと色をワックスに混ぜてぐつぐつと煮て、自分の好みに花を配置して、
ワックスを流し込みます。
冷蔵庫で少し冷やせばあっという間に完成! と結局ほぼすべて店長さんにやってもらったというオチですが、とってもいい香りの芳香剤ができました。私は真ん中のをプレゼントにいただきました。
https://www.facebook.com/laboratory21/
興味のある方は↑のFacebook経由で事前に問い合わせれば体験させてくれるそうです。このブログを見た旨を伝えて、”I would like to make dried-flower wax fresheners.” とメッセージを送ってみてください。店長さん、日本好きのアニメ好きで、最高にいい人です。 台中のお土産に是非。
台中で訪れた飯屋
山河魯肉飯
いかにも地元って感じの雰囲気が漂う台中第二市場の中にある山河魯肉飯。このグツグツに煮込まれた鍋から救われる巨大な角煮。私はあっさり形のスープと一緒にいただきました。写真を見ればわかりますよね。うまいに決ってますね。有名店なようで、後ろに並んでいた日本人の観光客の方も「で、デカイ!!」と唸っておりました。
黒肉麺
店の名前は「肉麺」ですが、こちらの排骨飯 (80元) が絶品です。排骨に隠れたお野菜も優しい。これが日本にあったら毎週通いたいですね。
宮原眼科
有名観光地の宮原眼科。某夢の国テーマパーク並の完成度を誇るインテリア&スタッフの衣装に、「こ、これは一体…?」ってもう何が何だかよくわからないレベルに達している素晴らしいデザインのお菓子の山。なんだかすごい場所です。
少々値が張りますが、どこをとってもスーパーハイクオリティな世界観がすごいです。台湾の日出というお菓子会社がプロデュースしており、台中市内には日出プロデュースの店が他にも数件あります。絶対に寄りましょう。
私はこちらのアイスクリームにトライしました。普通に美味しくいただきましたが、欲を言えば、誰かと来たかった、という感想です。いやでもすごいです。
盛橋刈包
その宮原眼科の向かいにある小さなバーガーショップです。こちらも最近人気だそうで、観光客多数。スタッフのお姉ちゃんが元気一杯に話しかけてくれます。チケットは自動販売機で購入。私は甘いアイスクリームの入ったバーガーを頼んでみました。実は注文したのと違うのが出てきてしまったんですが、お姉さんがおまけでパイナップルジュースを付けてくれました。雰囲気ある店構えで、味も美味しかった!
Google Mapでそれぞれの場所を紹介
東西南北どこに行っても、うまいもんと驚きに溢れている国、台湾。日本とよく似ているようで、全然違う国、台湾。大好きな国のひとつになりました。
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昭和59年生まれ。東京都出身。21歳の時にイギリスへ約半年間の語学留学。28歳の時にワーホリでカナダへ。1年半滞在した後、30歳でマレーシアの音楽学校に入学。卒業後はフィリピンで社内翻訳者として働き、現在はフリーランスで翻訳をしながら、音楽を作ったり旅行したりしてます。TOEICは950点◎。フレディ・マーキュリーが永遠のアイドル。2か月の台湾ノマド生活をまとめた『台湾滞在記: 生活費 月6万円で一周 』がKindleで販売中。