“We went back to their house and called it a night.”
読書をしていて上記のような表現を見つけました。「私たちは彼らの家に戻り、それを夜と呼びました。」という直訳ではよくわかりませんね。これは”Call it a day/night”というIdiom (慣用句)です。
Call it a dayの意味
call it a day
to stop what you are doing because you do not want to do any more or think you have done enough
「もうやりたくない、もう十分だと思い、今やっていることを止めること」とあります。
これは元々”Let’s call it half a day”というフレーズで、仕事を早上がりする時に使うフレーズだったそうです。「半日にしちゃおう」みたいな感じですね。それから時間が経って上記のような用法に変化し”Call it a day”となりました。
Example
疲れてきたな。今日のところはこれで切り上げよう。
「もう終わりにする時間だよ」と彼女は言った。
→もし男女の関係であれば、call it a dayは「男女の関係を終わりにする」という意味にもなりますので、その場合「もう別れましょう。」というような意味になりますね。
作業員は仕事を止めて、家へ帰って行った。
Call it a nightの意味
call it a night
to stop what you have been doing in the evening or night, often in order to go to bed
―Cambridge Dictionaryより抜粋
「夕方や夜に、やっていることを止めること。(大体の場合寝るために)」
Call it a nightも意味としては同じですね。シンプルに昼だったら call it a day、夜なら call it a night になるということです。
Example
私たちは彼らの家に戻って、その夜は寝た。
これを片付けちゃえば、今日は終わりにできるぞ。
今夜はもうお開きにしません?
Frank Sinatra – The Night We Called it a Day
Frank Sinatraという、世界的に有名な歌手の方がいます。My Wayなどが有名どころですね。その人が“The Night We Called it a Day”という歌をうたっています。
There was a moon out in space
But a cloud drifted over its face
You kissed me and went on your way
The night we called it a day空に月が浮かんでいた
しかし雲がその表面を覆っていた
君は僕にキスをして 去っていった
僕らが別れを告げた夜
Call it a dayというフレーズに対して、あえてThe Nightという状況にしてるのがとても洒落ててステキですね。では、Let’s call it a day!
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昭和59年生まれ。東京都出身。21歳の時にイギリスへ約半年間の語学留学。28歳の時にワーホリでカナダへ。1年半滞在した後、30歳でマレーシアの音楽学校に入学。卒業後はフィリピンで社内翻訳者として働き、現在はフリーランスで翻訳をしながら、音楽を作ったり旅行したりしてます。TOEICは950点◎。フレディ・マーキュリーが永遠のアイドル。2か月の台湾ノマド生活をまとめた『台湾滞在記: 生活費 月6万円で一周 』がKindleで販売中。