【洋楽ひとこと】音楽好きがおススメする英会話に役立つ10曲【リスニング】

日本語で溢れている日本で、英語に触れられる最も簡単で楽しい方法は、ズバリ英語の歌を聴くことです。たかが音楽と言って侮るなかれ、洋楽を聴くことは英語学習に非常に効果的です。例えば好きな曲が出来たら、そこに出てくるフレーズや単語は簡単に覚えられます。また英語のテキストでに出てくる「お堅い英語」と違って、日常的に使われている表現で歌われていることも多いので、日常生活で話すのに役立つことも多くあります。さらにメロディと一緒になって言葉が強調されるので、発音の参考にもなります

かくいう私も中学生の頃から洋楽に慣れ親しんできました。英語に興味を持ったのも音楽のおかげですし、日常で英語を話していると「あ、このフレーズはあの歌で出てきたな」とパっと思い出せることも頻繁にあるので、その効果も実感しています。

かといって、英語で歌われている歌ならなんでも良いわけでもなく(好きならばどんな曲でもよいかと思いますが)、例えば歌詞がとても詩的だったりすると、文法を無視した表現などがバンバン出てきますし、ヒップホップなどは言葉遊びやスラングも多くあるので、意味がわかりづらいこともあります。また最近は日本でも英語の歌詞で歌っている方も多くいらっしゃいますが、デタラメな雰囲気英語も数多くあるので、「英語学習」としてはおススメしづらいです。そこで今回は私の独断と偏見で選んだ、「DJしゅうの英語学習に役立つプレイリスト10」をご紹介します。

選考基準は
・文法がちゃんとしている
・歌詞がわかりやすく、実用的なフレーズがある
・有名で手に入りやすい
・いい曲 です。

ちなみに私は新しい音楽にとんと疎く、今回選考したものも古いものは50年代から最新で90年代になってますが、いい曲はいつの時代も色褪せませんので、是非聞いていただけると嬉しいです。(主にSpotifyを埋め込んでいますが、紹介している歌詞のパートが出てこないこともありますので、ご了承ください。)

(以下順不同)

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Louis Armstrong – What a Wonderful World (1967)

「サッチモ」ことルイ・アームストロングは1920年代から活躍した、アメリカのジャズ・ミュージシャンです。一度聴いたら耳に残るインパクトのある声ですよね。この歌は彼が無くなる4年前、1967年に発表されました。日本語タイトルは「この素晴らしき世界」。

I see trees of green, red roses too
I see them bloom for me and you
And I think to myself what a wonderful world

“I think to myself”は、「心の中でひそかに思う」というような意味です。私はこの曲を聴くとなぜか昔のことを思い出して、ジーンときますね。

The Beatles – Here Comes the Sun (1969)

ビートルズは教科書にも載るくらいですから、誰でもどこかで聴いたことはあるはずだと思います。有名な曲はジョン・レノン&ポール・マッカートニー作のものが多いですが、今回はギタリストのジョージ・ハリソン作の曲をピックアップしました。

Here comes the sun
Here comes the sun, and I say
It’s all right

“Here comes…”とはよく使われる言い回しで「~がやって来た」といった意味です。駅で電車を待ってる時に、“Here comes the train.”(電車がやって来た)とかいう風に使えますね。曲の中盤で” Here it comes”と歌っていますが、これも同じで「陽が出てきた」(it=sun)という意味です。

Carpenters – (They Long to Be) Close to You (1970)

カーペンターズはアメリカの兄妹デュオです。兄のリチャードはピアノの演奏や作詞・作曲・編曲を主に行い、歌は妹のカレン・カーペンターが歌っていますが、彼女は元々ドラマーでした。この歌は作詞はハル・デイヴィス、作曲はバート・バカラックというコンビによって書かれたもので、日本語タイトルは「遙かなる影」(昔は原題と関係ない日本語タイトルが付けられたことがよくありました)。

Why do birds suddenly appear every time you are near?
Just like me, they long to be close to you

ここでのLongは形容詞ではなく、動詞のLongで「強く望む」というような意味です。Wishと似たような意味ですね。「私と同じように、彼ら(鳥たち)はあなたのそばに居たいと思っている」。

Neil Young – Only Love Can Break Your Heart (1970)

私はカナダのトロントをワーホリの地として選びましたが、それはこのニール・ヤングがトロント出身であったのも理由の一つです。社会問題などにも積極的に声をあげていく彼は、私の憧れの人物です。

But only love can break your heart
Try to be sure right from the start
Yes only love can break your heart
What if your world should fall apart?

“What if…”は「…したらどうする?」という意味で、また“If… should”は仮定法で可能性の低いことを表す時に使用されます。したがって、「もし世界がバラバラになったらどうする?」というような意味ですね。

The Babes – I Hold You Back (1964)

こちらはあまり有名どころではありませんが、いい曲なので紹介します。ベイブスは60年代にマレーシアで活躍したグループですが、まるでネイティブの発音です。マレーシアをはじめとする東南アジアの国は、非英語ネイティブ圏なのにも関わらず日本人よりも英語が話せる人が多いのは、こういった英語の歌などに小さい時から日常的に触れているのも理由の一つとして上げられます。

If your love is meant be
Baby you know what I mean?
So I won’t show you my heartbeat till you love me more

ここでは動詞のMeanが過去分詞形で“Be meant to be”として使われており、これは歌などでもよくある言い回しで、「そうなると意味付けられている」という意味で、「そうなる運命にある」という風に訳されることが多いですね。すなわち“If your love is meant to be”とは「もしあなたの愛が本物なら」というような意味ですね。その後の“You know what I mean?”も「(私の意図していることが)分かるでしょう?」というような意味で、こちらも日常生活でよく使われます。

Queen – Spread Your Wings (1977)

クイーンのボーカリストのフレディ・マーキュリーは私の最も敬愛するミュージシャンの一人で、素晴らしい歌声の持ち主です。彼らにも有名な曲が多くありますが、今回は一般的にはあまり知られていない曲を取り上げてみます。

Spread your little wings and fly away
Fly away far away
Pull yourself together
‘Cause you know you should do better
That’s because you’re a free man

“Pull yourself together”とは「しっかりするんだ」というような意味で使われるフレーズです。’CauseはBecauseの省略形ですね。「小さな翼を広げて、もっともっと遠くまで羽ばたくんだ。しっかりしろ。自分ならできるって分るだろう。だって君は自由なんだから」。

Todd Rundgren – I Saw the Light (1972)

トッド・ラングレンは一人で数々の楽器を弾きこなし、作詞作曲から録音までこなす、multitalentedなミュージシャンです。

But my feelings for you were just something I never knew
‘Til I saw the light in your eyes

ここでは“Til I saw”と”in your eyes”発音に注意して聴いてみましょう。Tilの最後のLとI、そしてYourの最後のRとEyesの最初のEが一緒に発されています。子音で終わる単語と母音で始まる単語が前後する場合は、単語同士をつなげて発音した方が自然なのです。発音は日本人にとって一番苦手とする部分ですので、こうした部分に注目するとスピーキングの上達につながり、周囲の日本人学習者と差がつきます。

Bobby Freeman/The Ramones – Do You Wanna Dance? (1958/1977)

ボビー・フリーマンという歌手が1958年、17歳の時にリリースして大ヒットした曲です。ちなみに日本語タイトルは「踊ろよベイビー」でした。

この曲は今日までに多くの人がカバーしています。これは私の大好きなパンクバンドのラモーンズがカバーしたバージョンです。

Do you wanna dance and hold my hand?
Tell me baby I’m your lover man
Oh baby, do you wanna dance?

“Wanna”は”Want to”の省略形ですね。日常生活で聞かない日はないくらい頻繁に使われる言い方です。しかしあくまでも口語的な表現ですので、職場などFormalな場において、特にメールなどで使うのはふさわしくありませんのでご注意を。友達同士では全然使ってOKです。

Cyndi Lauper – Girls Just Want to Have Fun (1983)

80年代に“USA for Africa”という、アフリカへのチャリティを目的としたプロジェクトがありました。マイケル・ジャクソンなど当時を代表する人気ミュージシャンが一堂に会して、“We Are the World”という曲を歌い大変話題になりました。(当時一歳だった私はもちろん覚えていませんが、父親は自宅でよく流してたそうです。)その時の映像を授業の一環として観賞することが、日本の学校でもよくあったんですが、今はどうなんでしょうか。

話が逸れましたが、その曲でひと際目立ったファッションで、ハイトーンの素晴らしい歌声を聴かせていたのがシンディ・ローパーです。これは彼女の一番のヒット曲ですね。以前、遅延になった飛行機で、たまたまそこに居合わせた彼女が、イラ立つ乗客を落ち着かせるためにこの曲を歌って喝采を浴びたことがありましたね。

That’s all they really want
Some fun
When the working day is done
Oh, girls—they wanna have fun

“That’s all”は「それがすべて」「それだけ」という意味ですね。海外のレストランなどで注文を終えると、よくウェイターが“Is that all?”と言ったりしますね。ここでは“That’s all they really want. Some fun”と歌っています。すなわち「彼女たちが本当に欲しいものはそれだけ。ほんの少しの楽しみたいだけ。」というような意味ですね。

Radiohead – Creep (1992)

今やイギリスを代表するバンド、レディオヘッドの最初にして最大のヒット曲ですね。シンプルなメロディとシンプルな歌詞で、ギターで弾き語りなんかもしやすいんじゃないでしょうか。

But I’m a creep, I’m a weirdo.
What the hell am I doing here?
I don’t belong here.

“What the hell am I doing here?”は“What am I doing here?”と同じ意味ですが、“The hell”を言うことで「俺はこんなところで何をやってるんだ?」という感情をさらに強く表現しています。“What the hell!?”というのもよく使われる口語表現で、「なんだなんだ!?」「なんだよ!?」みたいな感じですね。汚ない言葉ではありませんが、あくまでも友達同士の会話で使われるInformalな表現です。

まとめ

この中でもし気に入った曲があれば、ぜひ歌詞を探して通しで聴いてみてください。それから歌詞カードなしで歌えるようになるまで練習してみることをおススメします。一曲歌えるようになれば、そこで出てくるフレーズや単語はすべて頭に入っているということですから、日常生活で使うのも簡単です。あなたのeigo学習のお役に立てたら幸いです。

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