28歳の時にワーキングホリデーでカナダのトロントに行き1年半滞在しました。その時の体験談を書き記したいと思います。今回はトロントの治安について。渡航の参考になれば幸いです。
トロントの治安情勢
以下は在トロント日本国際領事館からの引用です。
トロント市は北米大都市の中でも殺人などの凶悪犯罪が少ない安全な都市として知られています。トロント市警察が発表した「2012年犯罪統計」によれば、トロント市の犯罪総数は154,718件が報告され、前年から約11%減少していますが、殺人事件は54件と3件増加しています。
トロントは比較的犯罪率の低い安全な都市とされているようです。しかしそれでも、カナダの犯罪発生率は日本の約5倍の水準です。(外務省のホームページ)
このようなデータからもわかる通り、私たちの住む日本は世界的に見ても抜群に治安のよい国です(2016年の殺人事件の発生率は世界第3位の低さ)。したがって、どの国に行こうとも日本にいる時のような感覚で出歩くことはせず、常に注意を怠らないようにしてください。
では実際どうだったのか?
山田塾長のカナダワーホリ体験記によると、1年間のトロント生活で「人が目の前で逮捕されるのを3回見た」とのことでした。
私の1年半の滞在中に起こった出来事としては、遠くで銃声が聞こえたこと。いつも利用していた地下鉄の駅で傷害事件があり、一時的に電車が使えなかったこと。この二つだけだったと記憶しています。ラッキーなことに直接的にそのような場面に遭遇したことは一度もありませんでした。ライブを見た帰りなど遅い時間に帰ることもよくありましたが、大通りは街灯も多いので危ないと感じたこともありませんでした。
日中のトロント市内はひと気も多いので危険と感じることはあまりないでしょう。さらに電車やバス、ストリートカーも遅い時間まで走っているので便利です。
私の感覚としては、トロントは他の国や地域と比べて非常に安全だった印象です。
海外の生活で注意すべきこと
冒頭でも述べましたが、日本ほど安全な国はそうそうありません。日本の生活に慣れている私たちの安全意識はかなり低いと思った方がよいでしょう。いくら安全なカナダといえども、日本にいるような感覚でいると痛い目を見ます。これはカナダに限った話ではありませんが、海外に行くときには最低でも以下のことに注意ましょう。
- 危険な地域には近寄らない
- 暗い通りは使わないようにする
- なるべく一人では行動しない
- 気さくに話しかけてくる人ほど警戒する
- 間口の広いカバンなどは持たない
備えあれば憂いなし。↓こういった安全マニュアルもありますので、一通り目を通しておくのもよいでしょう。カナダの日本大使館の作成したものです。
マニュアル内にも記載がありますが、緊急連絡先番号を控えておくと何かあったときに便利です。向こうで出会った友人たちともシェアしておくと良いですね。
最後に
海外に行くのであれば多少のリスクは避けられません。こういった安全意識を持つことも海外で活躍するためには必要なスキルとなります。
また、留学・ワーホリが初めての一人暮らしになる方もいると思います(私がそうでした)。本人のワクワクとは逆に、親は非常に心配をしています。定期的に電話/メール連絡をして、あなたをサポートしてくれている親御さんを少しでも安心させてあげましょう。
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昭和59年生まれ。東京都出身。21歳の時にイギリスへ約半年間の語学留学。28歳の時にワーホリでカナダへ。1年半滞在した後、30歳でマレーシアの音楽学校に入学。卒業後はフィリピンで社内翻訳者として働き、現在はフリーランスで翻訳をしながら、音楽を作ったり旅行したりしてます。TOEICは950点◎。フレディ・マーキュリーが永遠のアイドル。2か月の台湾ノマド生活をまとめた『台湾滞在記: 生活費 月6万円で一周 』がKindleで販売中。