こんにちは、山田塾長です。
留学が決まったけどまだ渡航まで時間がある方、フィリピン留学を成功させたいと考えている方向けに、日本でやっておいたほうがよいことを経験者としてまとめました。
先に結論を言ってしまいます。フィリピン留学を成功させるために事前にやるべき3つのことは、①文法を先にやっておく②自分のこと(自己紹介、仕事、趣味、家族、好きなこと)をざっくり説明できるようにする③オンライン英会話で免疫をつけておく、もし時間がある人は日本のことを話せるようインプットしておくことです。
それでは詳しく、見ていきましょう。
目次
日本でやっておきたい3つのこと
1.最低限の中学レベルの参考書は一読しておく。
フィリピンの英語学校のマネジャーをしていた時に、授業後に生徒さんから「先生がconjunctionとかprepositionとか難しい単語使って説明がわからないんです」という相談を受けることがありました。
フィリピンの語学留学では文法を授業で受けることができます。
ただ、はっきり言って日本で文法を勉強した方が100倍効率がいいです。
文法は留学先で勉強しても、聞きなれない文法の説明用語がたくさん出てきます。せっかく英語を話せるように留学に来たのに、授業では文法用語の意味を調べて終わりという効率の悪いことが発生してしまいます。
こんな状況を避けるためにも、日本でできることは事前にやっておきたいですよね。
初心者の方にオススメするのは、「カラー版 CD付 中学3年間の英語を10時間で復習する本」をやっておくことです。
この本を一通りやると同時に英語で文法用語を調べておくこと。
例えば、不定詞とはinfinitiveとか現在完了はpresent perfectといったように。先生が授業で文法の説明や間違いの指摘をする際に文法用語を使用することがあります。日本語では不定詞や現在完了という用語を知っていたとしてもいざ英語で説明されると一気に太刀打ちできなくなります。
ある程度文法は知っているぞという方は、「一億人の英文法 ――すべての日本人に贈る「話すため」の英文法(東進ブックス)」
分厚いですが、イラストが多用されているのでイメージがつきやすいです。授業でわからなかった疑問点を解決するのにピッタリです。
ちなみに私は「総合英語 Forest」を持参して、自習用で使用しました。
2.自分のことを英語で説明できるようにする
留学してから1回目の授業で行うのは決まって自己紹介です。
名前と年齢なら初心者の方でも英語で応えることはできると思います。
では趣味、仕事、家族の話はいかがでしょうか?
一言なら応えることができるかもしれませんが、会話としては場がもちません。実際、私も「趣味は読書です、以上」みたいな状況でした。
そこで、留学前にできるオススメの方法があります。
最低限の自分の身の回りのこと(趣味、仕事、家族のこと)を事前に作ってしまうということです。
いやそれができないから留学するんでしょうが。と言われてしまいそうですが、ものすごい良い本が日本にはあります。それがズバリ、「カラー改訂版 CD付 1分間英語で自分のことを話してみる」です。私もこの本には大変お世話になりました。
40のショートトピックが日本語と英語で掲載されており、この本を参考に文をパクってしまえばいいのです。
例えば、自己紹介というトピックがあります。(一部抜粋)
My name is Keisuke Sugawara. I’m 32 years old. I work for a bank. I’m married, but we don’t have children yet. We’d like to have children in the future though.
My hobbies are playing golf and tennis. I also like going out drinking with my friends. But my job keeps me pretty busy.(あと3行続く)
出典:「1分間英語で自分のことを話してみる」P20
上記の文章を自分なりに単語を変えて、作れば立派な自己紹介が完成します。
本では40のトピックが登場しますが、すべてをやる必要はありません。自分の興味がある分野だけをピックアップしてやればいいので、10トピックもあれば十分です。もちろん、ストックがあればあるほど話は尽きないので多いに越したことはありません。
事前に日本でインプットしたら、留学先では「伝わるのか」をアウトプットします。
伝わらなかった場合に、単語なのか発音なのか、文化の違いからなのかを分析してからまた修正します。
3.無料のオンライン英会話を体験し、雰囲気に慣れておく
英語学習者にとってはいい時代になりました。
ネットのおかげで無料のオンライン英会話が受けられるからです。
現在、たくさんのオンライン英会話学校が無料の体験授業を提供しています。これを使わない手はありません。
私が留学する前は、このオンライン英会話のことをよく知らず受けずに渡航してしまいました。なんたる損失。
正直、英語だけ勉強するなら独学とオンライン英会話でも十分だと思っています。私は帰国してからも、いつでも受講できるオンライン英会話ネイティブキャンプを使って英語に触れるようにしています。
無料体験では、上記の自己紹介や自分の周りの話(趣味、仕事、家族など)の話に徹します。
オンライン英会話で練習すると共にフィリピン人の英語力や教え方はどうなのかをつかんでおくのです。
4.【時間がある人向け】日本のことを英語で説明できるようにする
海外に行くと、自分のことだけでなく日本について聞かれることがあります。
私は、意外にも自分の国のことがわかっていないことが留学してはじめて感じました。
特に日本のことに興味のある講師からは、「私、アニメのNarutoが好き」とか「ラーメンって本当においしいよね」などの話を振ってくることがあります。
その際に役立つのは、またシリーズ本ですが、
「カラー改訂版 CD付 日本のことを1分間英語で話してみる」です。
この本も先ほどの「カラー改訂版 CD付 1分間英語で自分のことを話してみると同じように40のトピックから構成されています。
興味のある箇所を読んでみるといいでしょう。外国人からは何を聞かれるのかは予測できないので、持参するか電子書籍で購入していかれることをオススメします。
まとめ
今回は、フィリピン留学を成功させるために日本でやっておきたい3つのことをご紹介しました。文法は日本でやっておくと参考書も充実しているし、なんといってもわかりやすい。自分の身の回りのことを英語にしてみる。無料のオンライン英会話を体験してイメージをつかんでおく。フィリピン留学を後悔させないためにも、日本でできることはやってしまいましょう。