This is totally fascinating. @marklewisohn presents a tape of a meeting where the Beatles discuss recording another album after Abbey Road: https://t.co/9dxQUUfuaJ
— Eddie Robson (@EddieRobson) September 11, 2019
「1969年、ビートルズがAbbey Roadの後で新作を作ろうと話していた!」なんていうニュースが。ビートルズを詳しく知らない人でも、このアルバムカバーは見たことあるんじゃないでしょうか。歴史は変えられないのでもちろん彼らの新作を聴くことはできませんが、ファンにとってはなかなかワクワクするニュースでした。
さてその記事の中に、メンバーのポール・マッカートニーとジョージ・ハリスンのやりとりが紹介されていました。ヒット曲の数々を作ってきたポールに対し、ようやくソングライターとして評価されつつあったジョージ。ポールがこう言います。
“I thought until this album that George’s songs weren’t that good,” (今回のアルバムまで、ジョージビートルズのポールは、メンバーのジョージに対し「君の曲はあまりよくないと思ってた」と言います。それに対しジョージは“That’s a matter of taste. All down the line, people have liked my songs.”と反論。どういう意味?)
一緒にやって来たメンバーに厳しすぎませんか、という感じですが、それに対してジョージはこう言い返します。
“That’s a matter of taste. All down the line, people have liked my songs.”
ここでいう taste は「好み」のことを指していますので、「それは好みの問題だ」とジョージは言っています。ではそのあとの “All down the line…” とはどういう意味でしょうか? “people have liked my songs.” と言ってますので、「みんな僕の曲が好だった」ということはわかりますが、なんだかもやもやしますね。調べてみましょう。
目次
Down the lineの意味
Down the lineは Along the line と同義です。
along/down the line
at a stage during a process
「ある過程のある時期に」とありますね。The lineは道/道のりのことを指しています。前置詞のalongは~に沿って、~につれて、などの意味なので、「この道中で」という意味ですね。
Somewhere along the line / Somewhere down the line の意味
Somewhere をつけると「いつか…」「いつ頃からか…」という意味になります。
Example
いつ頃からか僕らは互いを愛さなくなった。
いつの日か彼は帰ってくる。
“Somewhere along the line” または “Somewhere down the line”というタイトルの歌は非常に多くありますが、ふたつ紹介します。
Billy Joel – Somewhere Along the Line
I know you’re gonna get me
Somewhere along the line
Etta James & Sugar Pie Desanto – Somewhere Down the Line
‘Cause I know that somewhere down the line
We will bring change
All along the line / All down the line の意味
All がつくと “at every stage (Macmillan Dictionary)”、すなわち「いつでも」という意味になります。従って、冒頭に紹介したジョージの発言の意図はこのようになります。
Example
それは好みの問題だ。いつだって、みんなは僕の曲を好きでいてくれた。
彼はいつでもとても力になってくれた。
The Rolling Stones – All Down the Line
ビートルズと同時期にイギリスから登場し、いまだに現役 (!) のスーパーグループ、ローリングストーンズには「All Down the Line」という曲があります。
Yeah, heard the diesel drumming all down the line
Oh, heard the wires a humming all down the line
Yeah, hear the women sighing all down the line
Oh, hear the children crying all down the line
いつもeigo塾をご覧くださり、You have been a big supporter of us, all down the line! というわけでまた次回。
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昭和59年生まれ。東京都出身。21歳の時にイギリスへ約半年間の語学留学。28歳の時にワーホリでカナダへ。1年半滞在した後、30歳でマレーシアの音楽学校に入学。卒業後はフィリピンで社内翻訳者として働き、現在はフリーランスで翻訳をしながら、音楽を作ったり旅行したりしてます。TOEICは950点◎。フレディ・マーキュリーが永遠のアイドル。2か月の台湾ノマド生活をまとめた『台湾滞在記: 生活費 月6万円で一周 』がKindleで販売中。